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海外での数珠

数珠と聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべますか。

日本では、基本的に仏具として扱われているため、仏前での合掌やお葬式で活用されるアイテムというイメージを持っている方がほとんどだと思います。日本人になじみの深い数珠は、海外でも活用されています。海外では、日本よりも幅広い用途で数珠が活用されています。

礼拝道具として

仏教徒が多い日本で、広く浸透している事もあり、「数珠=仏教特有の仏具」のように認識している方は多いと思いますが、数珠は、イスラム教やカトリック教でも重要な礼拝道具として活用されています。

イスラム教では礼拝の時に、タスビーフと呼ばれる数珠が使われます。イスラム教徒は、ズィクルと呼ばれる唱念を生活のあらゆるシーンで行います。礼拝の後には、神を称えるために99回もの唱念を行います。回数が多いため、頭の中で数えるのは大変です。しかし、指を折りながら数えると、唱念に集中できなくなってしまいます。そのため、指で珠を送る事で回数をカウントできるタスビーフ(数珠)が使われます。

カトリック教徒は、ロザリオと呼ばれる数珠を利用しています。一般的なロザリオは、59個の珠とマリアが描かれたプレート(もしくは玉)、十字架で構成されています。使い方は、タスビーフと同様に、指で珠を送りながら祈りや詠唱の回数をカウントします。

魔除けとして

マスバハは、イスラム教徒に魔除けアイテムとして利用されている数珠です。33個や99個の球が連なったもので、主に自動車のバックミラーなどに取り付けて利用されています。

ロザリオは、教会で祈りを捧げる際に利用される用具であると共に、車のバックミラーに取り付けるなどしてお守りのような形でも活用されています。日本人が神社で購入した交通安全のお守りを車に取り付けるような感覚で、イスラム教徒やカトリック教徒は、数珠をお守りにしているのです。

邪視除けとして

中東地域では、手や目をあしらったアイテムがよく利用されています。これらのアイテムは、他人からの嫉妬の視線、すなわち、邪視を払い除けるためのお守りとして活用されています。ファーティマの手という護符は、手があしらわれ、邪視を退ける力があると信じられています。

マスハバの中でも、数珠に目をあしらったものは、邪視アイテムとして活用されています。また青色には、強力な邪視除けの力があると考えられている事から、邪視除けとして作られたマスハバは、青色のものが多く存在しています。

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