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真言宗に関する情報

宗派による違い(真言宗)

真言宗について

由来

唐に渡って密教の唯一の正統な後継者となった空海は、帰朝して密教を日本的な仏教に 再編し、日本で初めて独立の一宗として真言宗を開いた。

教えの特徴

身に印契を結び(身密)、口には真言を唱え(口密←クミツ)、心に仏を念想(意密)すれば、即身成仏しうるという「三密加持」が根本教義である。

本尊

真言系の本尊は宇宙の真理その物である『大日如来』であるが、多くの諸仏、諸菩薩、諸明王も『大日如来』の徳性の一部と考えられて祀られている。 即身成仏の達成者としての祖師への信仰があるのも真言系の特徴で『お大師さま』として信者の間で親しまれている。

経典

根本経典は『大日経』と『金剛頂経』(こんごうちょうきょう)で、『大日経』に基づいた 実践法を『胎蔵界法』(慈悲の体現)、『金剛頂経』に基づいた実践法を『金剛界法』(智慧の体現)という。いずれの経典も、教えを理論的に説いただけでなく、実践方法を明示した点に特徴がある。

宗派の流れ

『三密加持』を巡る解釈により、『古義派』と『新義派』とに大別される。
古義派は、
『高野山真言宗』、『東寺真言宗』、『真言宗善通寺派』、『真言宗醍醐派』、『真言宗御室派』、『真言宗山階派』、『真言宗泉涌寺派』、『真言宗大覚寺派』の八宗。

新義派は、
『真言宗豊山派』(しんごんしゅうぶざんは)、『真言宗智山派』の二派に分かれ、それぞれの宗派は更に分派してそれぞれに本山を持っている。 分派を重ねて七十余流とも、百数十派ともいわれる。

主な寺院

【古儀派】
和歌山県: 『高野山金剛峯寺』
京都府: 『教王護国寺』〈通称・東寺〉・『醍醐寺』・『仁和寺』〈御室派〉・『勧修寺』〈山階派〉・『泉涌寺』・『大覚寺』 (香川県)『善通寺』

【新義派】
奈良県: 『長谷寺』〈豊山派〉・『室生寺』〈豊山派から派生した室生寺派の大本山〉
神奈川県: 『金剛山金乗院平間寺』〈通称・川崎大師〉
千葉県: 『成田山新勝寺』
東京都: 『高尾山薬王寺院』の智山派三大本山

主な行事 ※各宗共通の行事は除く

後七日御修法 一月八日から七日間 行われる真言祈祷の法
正御影供(しょうみえく) 三月二十一日 弘法大師の忌日
誕生会 六月十五日 弘法大師の誕生日

お遍路

弘法大師ゆかりの四国八十八か所の霊場を巡拝する人を「お遍路」と呼び、この霊場巡拝は民間の大師信仰の中心として中世以来きわめて盛んに行われて現在に至っている。 白装束に手甲・脚絆「さんや袋」を首にかけ、数珠と鈴を持ち、菅笠にわらじ、金剛杖をつくのがお遍路の服装のしきたり。 背には「南無大師編照金剛」、菅笠には「同行二人」と記して大師と同行なることを信じ、 巡拝した寺院の印を衣服または印帳に押してもらって歩くのを常とする。

祖師・空海 (七七四~八三五)

讃岐の国(香川県)の豪族の子。諡号は弘法大師。最澄と同期に入唐。
帰朝後、宮中真言院や後七日御修法の説営によって朝廷と深く結びつき、真言宗を 定着させた。
また、庶民にも教育の機会を与えることを目的として綜芸種智院を設立した。
詩文に長じ、「いろはうた」の作者ともいわれている。
「三筆」の一人として書道にも秀でた。



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