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念珠とマナー

葬儀の際に身だしなみを整える事は大切です。服装はきちんと整っていても、持ち物や身につけているもの、所作がマナーに反していると、ご遺族や他の参列者に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
葬儀に参加する際の持ち物の一つである数珠もマナーを踏まえて取り扱う事が大切です。

身だしなみの一部として

若い方の中には、念珠を所有していないという方もいらっしゃると思います。
「若いから」、「葬儀に参加する機会が少ないから」などの理由で持つのは未だ早い、念珠を持つ必要はないと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、念珠を持つ事は年齢を問わず、大きな意味があります。

故人への礼儀になるのは勿論、手にかけて合掌する事で、お悔やみの気持ちを深める事ができます。
念珠を持参して、スマートに使いこなす事ができる若者は、一人前の常識を持ったしっかりとした人という印象を持たれますし、ご遺族や他の参列者にとって気持ちの良いものです。念珠は、身だしなみを整える大切な要素として喪服とセットで考えると良いでしょう。

お参りや葬式で念珠を使う時

合掌する時は、左手の親指と人指し指の間に念珠がかかるように念珠に手を通して、両方の手のひらで軽くはさみます。房はそのまま下に垂らします。長さのある念珠の場合は、両手中指にかけて両手で静かにすり合わせて合掌します。

合掌時の念珠の持ち方は宗派によっても異なります。宗派の形式に合わせて合掌する場合は、参列する葬儀の宗派とその宗派特有の持ち方を確認しておきましょう。合掌する時以外では、親指と人指し指の間にかける、もしくは手首にかけた状態で左手に持ちます。

席を外す時に、手から外した念珠を椅子の上や畳の上に置いている方はいらっしゃいませんか。
無意識のうちにそのような扱いをしてしまう方は多いと思いますが、これはマナーに反します。念珠を外した後は、バッグや専用の収納袋に入れるか、椅子や床に直接触れないようにハンカチなどの上に置くのが正しいマナーです。

数珠のマナー;よくあるNG行為

お数珠を持つ時に見かけるマナー違反のNG行為をまとめました

× 数珠を右手で持つ

数珠は左手で持ちます。また、必ず数珠の輪に手を通して持ってください。稀に房の部分を持って持ち歩く方を見受けますが、これは間違った持ち方です。

× 仏式以外の場で数珠を使う

おじゅずは仏教で使う仏具です。キリスト教や他の宗教の葬儀の場では、お数珠を使う必要はありません。ただ、故人を思う気持ちから、数珠を持って合掌する方もいらっしゃいます。それがマナー違反かと問われると、そうとも言い切れません。ただ、一つ言えることは、仏式ではない葬儀ではお数珠を持っていく必要はないという事です。

× 数珠を置きっぱなしにする

大きな葬儀会館などで、お手洗いなどで席を立つ場合に、席を確保したいという事からお数珠を椅子の上に置いていく方をたまに見かけます。しかし、数珠は仏具であり、本来の意義を知るのであれば、これはマナー違反です。机の上や畳の上などに置く必要がある場合は、上記に記しましたが、数珠袋の中に入れるか、最低でもハンカチなどの上に置くべきです。

× 数珠を貸し借りする

お数珠は個人が持つ専用の仏具で、貸し借りをするものではありません。人それぞれに願いがあり、念を込めて手を合わせますので、自分専用のおじゅずを持つべきです。また、男性用と女性用とでは、形も異なりますので、ご購入の際は必ずお確かめください。

数珠販売店の当店では、メンズレディース略式など、種類豊富にご用意しておりますので、用途や好みに合わせて購入頂けます。当店で販売している数珠は、京都の数珠職人が心を込めて制作しております。オーダーメイドにも対応しておりますので、長く愛用できる数珠をお求めの方も、ぜひご利用ください。